魂の軌跡

わたしからあなたへ、あなたからわたしへ。うつ気味でもあり苦い日々ですが、手紙のように思いを綴っていけたらと思います。

最初の手紙

君はいま休息を求めている。少なくとも表面上はそう見える。心から望んでいることが何なのか、それはわからない。おそらく君自身にもわかっていないから、いま一息の休息を君は希求している。

 

ひょっとするといまは、疲れた君の目には何もかもが疎ましく映るのかもしれない。けれどもそれは君の本質ではない。ある季節、君は希望に満ち溢れ、前向きな展望を持って日々の輝きを楽しんでいたはずだった。太陽の照らす下で、活き活きと空気を吸い込み、活動力に満ちていた。それが君の本来の姿だった。

いまは休むがいい。過重な仕事が君の心を擦り減らし、無感動にさせた。朝目覚める毎に心と体は重苦しく、起き上がることすらままならない。いままで輝いていたはずのものたちが色褪せて見える。

心療内科で医師は抑うつだと告げた。職場に出れば上司は君が仕事の責任を果たすことを望む。分裂した環境は君を疲弊させるかもしれないが、適切な睡眠、適切な食事、カウンセリング、仕事の重荷の軽減、そういうものを君は必要としている。

まず心と体の休息があり、次に生活があり、それから務めがある。君は仕事を優先し過ぎた。休息と生活をまず建て直すことだ。

 

君の孤独な魂がいつか治癒し、再び明るく太陽の下を歩く日の来ることを願う。

 

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